前回の新発田に続いて18きっぷで、岩手県平泉と一ノ関を観光してきました!
今回は午前中に平泉、午後に一ノ関を巡っています。
平泉の様子をこの記事でお伝えします。
○平泉駅
世界遺産平泉に相応しく、寺社のような駅舎や青いポストが印象的。
駅舎からかつてマルコ・ポーロが目指した黄金の国ジパングの名残が感じられ、平泉まで片道4時間半の旅路に相応しい到着地と言えるでしょう。
NewDaysの看板が茶色いの初めて見たぞ…京都とか軽井沢のコンビニを彷彿させる
○毛越寺
奥州藤原氏二代基衡と三代秀衡によって造営。世界遺産・特別史跡・特別名勝であり、奥州藤原氏が極楽浄土の理想郷を実現しようとした拠点とも言えます。
伽藍の多くは失われていますが、広い庭園や伽藍の多さから藤原氏に重宝されていたことや、本気で仏教の力を用いて平和を実現しようとしていたことが感じられます…!
左から本堂、開山堂、常行堂
静かな湖の辺りにいるかのような錯覚を感じる…
○観自在王院跡
毛越寺の前にある遺跡。二代基衡の妻が造営。伽藍は無く、史跡公園として開放されてます
伽藍が残っていないのが寂しい…
○中尊寺
初代清衡が造営し、国宝・重要文化財建造物に指定。こちらも多くの伽藍が消失していましたが、綺麗な形で建物や仏像が保存されていました!
特に魅力的だったのは金色堂内の仏像です。黄金に彩られた荘厳な仏像や周囲の柱が美しく、日本でも平安京に並ぶトップクラスの栄華を誇った名残を感じました…!
本堂と境内内の通路など風格を感じる。
三代秀衡が造営した寺院跡。平等院鳳凰堂を模して作った伽藍がかつて存在。頼朝が鎌倉幕府の主要建物を建てる際、平泉と同様鳳凰堂を模した事からこちらも一目されていたと思いますねー
今は工事のため入口近くまでしか入れなくなっています。
○義経・弁慶主従の墓
高館義経堂に義経、平泉に弁慶の墓所があります。義経堂は義経が最期を迎えた場所としても知られている場所。
こうして墓が立派に作られていることから2人が平泉の人々に愛されていた事が伝わります。
義経堂からは平泉や北上川の景色を一望する事が出来ます。また、芭蕉の句碑があり、「兵どもが夢の跡」とこの地で読んだ芭蕉の想いを追体験できるスポットですね…
かつては一大栄華を極め、東日本最大勢力圏の中心であった平泉ですら、当時の栄華を残す物が多く消失し閑散とした土地になってしまうというのは栄華だけでなく儚さも感じられました…!
午後の一ノ関観光は次回お伝え出来ればと思います!