仙台駅からは地下鉄東西線で1本で最寄り駅の薬師堂駅に行ける事ができ、薬師堂駅から陸奥国分寺まで徒歩数分なのでコスパが良過ぎる


薬師堂は江戸時代に伊達政宗によって造営。薬師堂自体が日本遺産群「政宗が育んだ伊達な文化」に認定済み。
仙台の現存する寺では最も歴史が古く、奈良時代に建立。


陸奥国分寺は広い敷地でしたが、多くの遺構が戦で消失。
今の伽藍の中心は江戸時代に再建されたとのこと。復元模型の写真からも立派な寺院だった事を伺えますねー
平泉や松島でも仙台藩や伊達家が藩内の寺社を保護していた事が紹介されていたのを思い出す。


仁王門の両脇には金剛力士像が祀られており、柵の中からも激怒している様子がよく見えた。
その他にも鐘つき堂や松尾芭蕉の句碑が残されていました。


薬師堂の近くには本坊があり、金の装飾が飾られた大塔が特徴的。


国分寺から徒歩で10分ほど離れた場所に陸奥国分尼寺の跡地もあり、こちらは遺構が残されておらず、仙台市が管理している。
当時を偲ばせる遺構はあまり残っていないものの現在は国分寺の近くに東北医科薬科大学病院など大規模な医療機関が立地。
仏教によって災いを鎮めようと国分寺を建立した聖武天皇の願いが、人類の努力によって達成されようとしていることを感じました!