先日仙台駅〜東照宮駅まで大回り乗車をしてきたので、感想です。
大回り乗車とは首都圏や関西など大都市近郊のJRで設定されている特定の区間内であれば、どのルートを通っても同じ値段で乗車可能という制度を生かした乗車方法ですね
この制度により一駅分の切符だけで、同じ駅を重複せずに一筆書きのルートで乗り継ぐことが可能です!
注意点としては①同じ駅は二度通れない、②乗り換え駅以外で電車から降りれない、③途中下車不可能、④当日中に目的地に辿り着く必要があるという制約があります。
今回は仙台駅から仙石東北ラインで石巻駅に向かい、石巻線、陸羽東線で山形県に突入し、奥羽本線と仙山線で東照宮駅に向かう行程になります
切符の料金は片道190円で購入。
初めて大回り乗車しましたが、意外と長時間乗っていても疲れることなく、乗り換えもスムーズに出来たのでそこまでキツく無かった
第一走者 仙石東北ライン 仙台駅〜石巻駅
仙台駅で仙石東北ラインの快速に乗車し、僅か50分ほどで石巻駅に到着。
各駅止まりや高速バスだと仙台〜石巻間は90分はかかるので、めっちゃ早い。
車窓から僅かに松島や塩釜周辺の港町を眺める事ができ、心を安らげられる静かな景色が広がっている
石巻線は初めて乗りましたが、石巻の地名が着いているけど小牛田までは田園風景を通る路線なのが特長。
秋と言うこともあり、一面に稲穂が広がっており、東北感あふれる車窓でした!
小牛田からは陸羽東線で山形県に突入。写真だと全く乗客が居ませんが、小牛田駅の時点で出発直前に多くの方が乗車。
陸羽東線は川渡温泉、鳴子温泉、中山平温泉、赤倉温泉、瀬見温泉と多くの温泉を沿線に持っており、鳴子温泉の周辺の鳴子峡は車内からも絶景が見える区間として有名のためか、混雑していました
鳴子温泉で9割くらいの乗客が下車するも、多くの方が鳴子峡を見るためにまた乗車してきたので、常に混んでいましたねー
コロナが落ち着いてきた影響もありそう
鳴子温泉から乗ってきた方は鉄オタ少々、一般観光客が8割くらい
こんなに陸羽東線が混んでるのは初めて体験しました…
鳴子峡付近では、紅葉シーズンのため特別にスピードを下げて絶景を楽しめるよう車掌さんからアナウンスがあり、ほぼ全ての方がカメラやスマホを構えていました!
鳴子温泉駅で乗ってきた乗客は鳴子峡だけ目当てのためか次の北浦駅で7割くらいが下車。
今年の2月に乗った時は一面銀世界で圧巻だったけど、秋の車窓も美しかったし乗るだけでも十分観光体験できる路線だと実感。
新庄駅に到着。この日はとれいゆや湯けむり号が運行していたので、発車標が仙台とか足湯、東京とカオスな文字が書かれまくってる。
よく考えると新庄から盛岡、青森以外の東北地方の県庁所在地中心駅に直通するの凄いな…
山形県の奥羽本線はいつも混んでるイメージですが、今回も新庄の時点で座席はほぼ埋まっており、2両編成しか無いので首都圏並みに三密。
いつもは天童や東根辺りで多くの乗客が降りるけど、今回は読みが外れて羽前千歳まで満員状態でしたね
やっぱこの区間はめっちゃ混むので、山形新幹線に課金した方が良いな….
実際私も新庄〜山形間はコロナ禍になってから10回以上片道で山形新幹線乗ってるので、新幹線で絶対座れることの偉大さを実感。
羽前千歳駅からは山々に囲まれた住宅街を一望
仙山線も帰宅ラッシュの時間帯だったので混んでたけど、奥羽本線に比べるとマシに感じてくる
乗客が多くて車窓が撮れてないですが、座ることが出来たので比較的快適だった
一つの車両内で常に立っていたのは奥羽本線だけだったし、仙山線よりも奥羽本線の乗車率がエグいことを改めて体感。
無事東照宮駅に到着!
合計で6時間くらい鉄道に乗っていたけど、それぞれの路線毎に特長があって、様々な景色を見る事だけでなく沿線の乗客に合わせた運行を行っていることを実感できた旅でした!